(動く朝鮮半島)南北首脳会談は「偽装平和ショー」
(動く朝鮮半島)南北首脳会談は「偽装平和ショー」
崔成国氏に聞く
朝日新聞:2018年4月29日05時00分
崔成国氏 ■北朝鮮出身ウェブ漫画家・崔成国(チェソングク)氏
南北首脳会談のために初めて軍事境界線を越え、韓国側に来た金正恩(キムジ
ョンウン)・朝鮮労働党委員長を、メディアの多くは好意的に伝えた。
だが、北脱者である私の目には全世界を相手にした「偽装平和ショー」に映った。
正恩氏のねらいは、自分たちは世界に危険な存在ではないとアピールし、経済
制裁を解くことだ。トランプ米大統領との会談を前に、韓国が北朝鮮の口となり、
剣となることを望んでいる。
独裁体制の北朝鮮を西側と同じようにとらえ、素顔を見せたように報じるのは純
粋すぎる。
時々、北朝鮮にいる知人に電話をかける。正恩氏が神格化され、住民の人権が
極度に抑圧されている状況に何の変化もない。
会談や夕食会での正恩氏の打ち解けた肉声は、住民には伝えられない。
正恩氏が自分たちと同じ人間であることがわかってしまうからだ。
4月初めに韓国のアイドルグループらが平壌公演をするなど、正恩氏が急いで
開放的な「普通の国」を装い始めた。
だが、こうしたことを続ければ、北朝鮮住民の外部世界への好奇心はいずれ大き
くなる。
独裁体制を維持するためには本来住民が外部社会に触れられないようにし続ければ
、失敗だ。トランプ米政権による圧力外交は成果を上げていると言えるだろう。
日本の人たちには、北朝鮮住民の等身大の姿をもっと知ってほしい。北朝鮮住
民約2300万人の多くは情報から遮断される一方、生きるために密輸や商売を
手がけ、自分の力で生きる力を身につけている。
統一した場合、韓国に依存し、荷物になるというのは表面的な見方だ。
私はウェブ漫画という手段で伝えてきた。脱北者がいる日本でも、たとえば韓
国のように脱北者のトーク番組を放送してはどうか。
北朝鮮の多様な姿を知ることは日本が朝鮮半島問題に関わる上で役立つはずだ。
(ソウル=武田肇)
*
1980年、平壌生まれ。脱北し、韓国でウェブ漫画家として活躍、ネット上
に「労働新聞」「南朝鮮日記」などの漫画作品を発表。
-------------------------------------------------------------------------
現在中国国境付近では闇市が横行しているが、過去においては取り締まっていた
北朝鮮当局は見て見ぬふりをしているが、闇市は当局の創造以上の成果を上げ、
ほどほど豊かになっているからである。
【投稿:エブリイ】
トランプ大統領は過去の米大統領とは一味違う、老朽化したミサイル発射施設など、
爆破解体して、『はいもう開発は致しません』といいながら次の施設を建設・続行
などの姑息な手法は通用いたしません。
最終的な戦い方は、世界から呼び集められた科学者は拘束されて再建設は不可能な
ところまで徹底的に追い詰めての対策を講じるのです。
心配なことは韓国では勝共運動・思想啓蒙を行ってきませんでした。
愛国心の欠如により従北大統領が(朴クネ氏を除き)3代続いて今日があります。
日本のトップもその影響下にあるので、外的には安部おろしが自民党内部からも起こ
っているのです。