【号外】沖縄県の翁長雄志知事が死去(沖縄タイムス)
【号外】沖縄県の翁長雄志知事が死去
最後まで辺野古新基地反対貫く 67歳、膵臓がん (2018年8月8日 )
(沖縄タイムス引用)
沖縄県知事の翁長雄志氏が8日午後7時までに、膵臓(すいぞう)がんのため入院中の
浦添総合病院で死去したことが分かった。67歳だった。米軍普天間飛行場の返還に伴う
名護市辺野古への新基地建設への反対を訴え、2014年の県知事選で初当選。新基地建
設反対を最後まで貫いた。
翁長知事の任期満了に伴う知事選は11月告示、11月18日の投開票が決まっていた
が、死去により9月にも知事選が実施される。
翁長知事は膵臓がんの手術を受け、治療を続けていたが、病状の回復のめどがたたず、
7月30日に再入院していた。関係者によると意識混濁の状況になっていた。県は8日、
謝花喜一郎副知事を職務代理とする方針を発表した。
翁長知事は7月27日に名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て承認について、「公
益に適合しない」などの理由で撤回すると表明。同31日に沖縄防衛局の言い分を聞くた
めの聴聞通知書を県が防衛局へ送ったが、その際には登庁していなかった。
辺野古新基地問題で政府と激しく対峙(たいじ)してきた翁長知事の死去で、基地問題
の行方や知事選を含めた県内政局が一気に加速する。
翁長知事は4月25日に膵臓がんの手術を受け、5月15日に退院。ステージ2のがん
だったと公表し、復帰後も公務を制限していた。6月県議会本会議の代表、一般の両質問
の全日程に出席。一般質問の初日では治療を理由に欠席を申し出たが、野党会派が反発
し、日程を変更し、知事が出席した。
翁長知事を支える県議会与党会派などは11月18日投開票の知事選で、翁長氏の二期
目の出馬を前提に協議を進めており、影響は必至だ。
1950年生まれ、那覇市出身。85年に那覇市議に初当選し2期務め、県議(2
期)、2000年から那覇市長を4期14年務めた。
(引用終了)